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NHKラジオ深夜便-「大人の旅ガイド・小豆島」

香川県瀬戸内海に浮かぶ美しい島、小豆島
"小豆島"・・・といえば皆さま、どんなイメージを抱かれますか?
オリーブとそうめん、醤油、佃煮。そして二十四の瞳。

美味しいものがたくさん生産されていて、気候温暖な、けがれのない島・・・
多くの方がそういうイメージを抱かれるのではないでしょうか?

私にとっても、小豆島という響きは、とても優しいイメージの場所なのです。
そんな小豆島に先日お邪魔してまいりました。

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「オリーブ植栽100周年」記念の行事に参加してまいりました。

小豆島のオリーブの起源は、苗木の試験栽培を始めた1908年、明治41年なのだそうです。それから数えて、なんと100年。当時、農商務省は小豆島だけではなく、三重県や鹿児島県などでも、アメリカから持ってきたオリーブの苗木を試験栽培行ったそうです。けれど、他の地域では、木の成長が思うようにはいかなかったそうです。小豆島の西村地区に植えたオリーブだけが順調に育ち、大正の初めには搾油が出来るほど実をつけるまでになったとか。

農業の現場を40年近く訪ね歩いてきた私には、わかります。こちらの島で実るオリーブの実は、多くの方々の努力と、苦労のたまものに他ならないと。

日本になかった植物を栽培するのは、並大抵のことではなかったはずです。文字通り、手探りで、一生懸命、試行錯誤を重ねて、今日があるのだと思います。そのご苦労を想像するだけで、胸が熱くなってしまいます。

私は緑の葉を茂らせているオリーブ園をお訪ねしてまいりました。
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何千本と植えられたオリーブの緑の中を歩いてまいりました。木々の間からは美しい瀬戸内の海と青空が垣間見え、不思議な穏やかさに満ちていました。

オリーブの葉の中に、本来なら二枚になるはずの葉が一枚に融合し、ハートの形になるものがあって、それを「幸せのオリーブの葉」と呼ぶのだそうです。ご存知ですか?

さらにオリーブの緑の風に吹かれながら、歩いていますと、この一枚一枚のオリーブの葉に、傷を治し、肌を活性化する成分が含まれ、それゆえに、古代ギリシャ・ローマ時代から生命の象徴とされているということも、思いだしました。

オリーブ園の中には樹齢65年の木もありました。その姿に触発され、イタリアに行ったときに出会った樹齢1000年を越えるオリーブの老木を思い出したりもしました。

イタリアのその老木は、私が見たとき、本当にたわわに実を実らせていたんです。心にわいてくる様々な思いを反芻しながら、のんびり歩みを進めていると、いつしか、小豆島の穏やかな時間の流れになじんでいる自分に気づかされました。

オリーブはご存知のように、ヨーロッパでは、古くから、神様がくれた不思議な力を持つ果実の樹「聖なる木」とされ、平和と安らぎの象徴とされてきました。古代エジプトにおいては、オリーブの枝が、ファラオやツタンカーメンの胸元を飾り、オリーブオイルは清油として神事に用いられたとされています。

古代のオリンピック競技会では、優勝者に授ける冠は野性のオリーブの葉で作られたそうです。
その故事にのっとり、アテネオリンピックのマラソン優勝者には特別なオリーブの冠が贈られましたよね。女子マラソンで優勝した、野口みずきさんにはギリシャ・クレタ島のイエラペトラにある古いオリーブの木から作った冠が贈られたそうです。

「勝者たちは金品ではなく、高い精神性を表すクレタ島のオリーブの冠を得た」

と言われた古代オリンピックにのっとっていたんですね。

"オリーブ大好き"な私。太陽に愛された食卓・・・といわれるイタリア料理ですが、今回お訪ねしたレストランにも、色鮮やかな野菜、豆、新鮮な魚などにも、小豆島のオリーブが使われていました。

小豆島は、瀬戸内海からの島で2番目に大きな島であり、四国の港からも、本州の岡山からも船で渡れる、アクセスだって、とてもいいんです。フェリーも高速船もでています。土庄町、小豆島町どちらにも、ホテル・旅館・ユースホステル、国民宿舎もございます。

小豆島とれとれ市場や、ふれあい産直市場など"美味しいもん満載"の小豆島です。

あの名作「二十四の瞳」の舞台になったロケのためにつくられたオープンセットや壷井栄文学館もあります。

詳しくは、小豆島オリーブ百年祭 観光情報を「小豆島観光協会」にお問い合わせください。
0879-62-6256です。

旅の足は
関西方面からですと  大阪南港・姫路港~
岡山方面からですと  新岡山港・宇野港・日生港・・・等々
いろいろ小豆島へのアプローチはございますし、島内はレンタカー、レンターサイクル、バイク、定期観光バスなどを自由に選択できます。 

私は今回、高松港から高速船で土庄港まで。およそ30分でした。

5月の下旬ころからオリーブの可憐な白い花がみられるとか・・・。美しい情景が目に焼きついております。

今夜は香川県小豆群小豆島をご案内いたしました。

投稿者: Mie Hama 日時: 2008年5月24日 07:43

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