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風にそよぐ草

神保町の岩波ホールで映画を観てきました。
開演30分前から列が出来ていて満席でした。

アラン・レネ監督の「風にそよぐ草」

レネ監督といえば、私がまだ女優になりたての頃のヌーベルバーグ全盛時代に数々の作品が発表されましたが、若い私には哲学的すぎ、難解でよく理解できませんでした。

それが、今年86歳で撮った作品「風にそよぐ草」のなんと瑞々しく軽快で、モダンで、イキで「大人のための恋愛喜劇」と書かれています。

ヒロインのマグリット演じるサビーヌ・アゼマは1946年パリ出身。
私生活では、アラン・レネ監督のパートナーでもあります。

相手役の初老の紳士ジョルジュを演じるのはアンドレ・デュソリエ。
1946年仏・アヌシー出身。

アスファルトの亀裂に生えている雑草が風になびく様子がバックにクレジットタイトルが流れ、人々の足・足、足音。

中年の歯科医。
彼女はパリの街角でひったくりにあいバックを盗まれてしまいます。
捨てられた彼女の財布を拾う初老の紳士。
ストーリーはそこから始まります。
財布に入っていた飛行機操縦免許の彼女の写真を見て恋に落ちます。

美術、照明、なによりも中年女性の美しさ、艶やかさのクローズアップを見事に映し出すカメラワーク。

私は「なぜひび割れたアスファルトから草がそよいでいるのかしら?」と思い続けて映画を観ていました。

分かりました、ラストシーンで。

制作意欲は衰えず、すでに最新作の撮影も終えているとか。
軽やかで、艶やかで、ウイットにとんだ大人の映画。
『人生の終わり方』・・・は「生きる処方箋」とでもいうのでしょうか。
久しぶりに観た大人の恋愛喜劇でした。

アラン・ レネ監督は人生のパートナー、サビーヌ・アゼマに最大の愛を告白したように私には思えました。

"映画ってやはり素敵です"

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投稿者: Mie Hama 日時: 07:10 |

新潟フレンズパーティー

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都内のホテルで開催されたパーティーに出席してまいりました。

新潟市は市長をはじめ、住民が一体となりさまざまな企画をたて魅力ある都市づくりに取り組んでいます。

当日は「開港都市にいがた・『水と土の芸術2012』での鼎談」を聞きました。
そしてパーティーでは「のっぺ汁」をはじめ、新潟の豊かな食材をふんだんに取り入れた料理のかずかずを堪能させていただきました。今が旬の長芋をつかった「スモークサーモンとながいものロール仕立て」や、そしてなんといっても「おむすび」の美味しかったこと。

これからの新潟は東アジアへ、いえ世界へ向けて発信し、着実に拠点都市として歩を進めています。それには都市住民とその地に暮らす人との対流が重要です。北前船で栄えた港。歴史や文化の見直しと新たな芸術が融合し、地方が「心の豊かさ」を提供してくれます。

私もこの40年、民族学者の宮本常一、民芸運動創始者の柳宗悦の足跡を訪ね新潟に足繁く通っています。ダム建設のために湖底に沈む村にもずいぶんと通いました。佐渡には素晴らしい文化が残されています。

北国は冬が一番素敵です。
"旨いお酒・料理"
「にいがたの冬・食の陣」に出向いてみては如何でしょう。
詳しくはHPで。
新潟の冬の魅力に出逢いませんか?

新潟市公式観光情報サイト

投稿者: Mie Hama 日時: 09:16 |

浜美枝のいつかあなたと ~ 笹公人さん

『浜 美枝のいつかあなたと』 文化放送(日曜10:30~11:00)

1月1日・元旦に放送した番組のお客様は短歌作者・笹公人さんです。

笹公人さんは1975年、東京のお生まれ。
高校生の頃から短歌の創作を始められ、2003年に初めての歌集『念力家族』を発表。斬新な内容で注目を集めました。これまで書かれた本には歌集『叙情の奇妙な冒険』、イラストレーターの和田誠さんとの「連句」作品集『連句遊戯』などがあります。

まったく短歌には疎い私ですが、笹さんからお話を伺っていると日本人のDNAには『短歌』の感覚が誰にでもある・・・と思わせてくれます。

日本人のお正月と短歌は昔から深い関係がありますよね。
上の句を聞いて、下の句をとる「百人一首」。
子供の頃を思い出します。
「百人一首」はなぜお正月に遊ぶかも伺いました。

百人一首は鎌倉時代の藤原定家が私撰したもの。
木版技術が発達した江戸時代に庶民に広がり「遊び」として定着し、お正月の遊びとして親しまれたそうです。

宮中の「歌会始」も鎌倉時代中期にはすでに記録があるとか。
日本人は恋愛、戦(いくさ)、亡き人への回顧、そのほかさまざまな「思い」を短歌に託してきました。

笹さんに百人一首の中でお好きな短歌をご紹介していただきました。

『これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関』(蝉丸)

『人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける』(紀貫之)

またご自身の歌もご披露してくださいました。

『鳥占の鳥を逃した老師いてきらめく正月の中華街』

『春雨に濡れながらゆく青年もとりもどせない景色のひとつ』(原発事故)

お正月はこのように歌が詠めたら素晴らしいですね。
そこで、今回ご一緒してくださっている寺島尚正アナウンサーが詠んでくださました!

『末吉の末の横棒書き換えて 未来の吉と思い込む僕』

なかなか素敵ですよね。

私?・・・う~ん。
来年にはご紹介できるよう勉強いたします。

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投稿者: Mie Hama 日時: 09:15 |

私のお正月

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1月1日、元旦の早朝夜明け前に箱根神社への初詣で私の新年は始まります。真夜中より人も比較的静かでお参りができます。

2011年は多難な年でした。
今もなお終息していない原発事故・・・その爪痕の深さを思うと、体が震えます。東日本の痛みは私たち日本人の痛みです。恐怖や苦しみを味わうことなく、平和に暮らせる日が早くきますように、と祈願いたしました。そして、家族や友人達の健康も。

穏やかな年の始め、神社から芦ノ湖の湖畔を歩きながら、また樹木の中を歩きながら考えました。かつては人々の暮らしの中に当たり前のようにあった文化や、自然の理に適った習慣、四季の移ろいによって美しく変化する国の景観など・・・そうしたものこそが尊く、人々の心の拠りどころであったはずなのに、私たちは知らぬ間にそれらを軽んじてきたのではないか・・・と。

私たち世代は「美しい日本の暮らし」の片鱗を、幼いころに経験してきました。それを次世代に受け継ぐべき大事な使命を担っているのではないかしら。そんなことを思いながらの元旦でした。

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2日はいよいよ『箱根駅伝』のスタートです。

私の住む箱根町は往路ゴール、復路のスタート地点です。
大手町からこの箱根町まで。駅伝には毎年ドラマが生まれます。
圧倒的に強かった東洋大学。
新・山の神、柏原竜二選手が自らの区間記録を29秒更新しました。

1年生の時にはゴールし、初々しく笑顔満面の顔が、今年は引き締まり、まさに「山の神」の風格がありました。「昨年のくやしさがあるので嬉しい」(21秒差で2位)と酒井監督は語っています。チームワークの素晴らしさ。"くやしさ"からこの1年の努力は並大抵の事ではなかったはずです。
若者のひたむきさに涙がでます。

3日は早朝、夜が明け始めた6時半ころには町に下りていきます。
もう各大学の応援団が懸命に応援しています。
やはり東京農業大学の姿が際立っています。
昔は「ダイコン」を持っての応援でしたが。

湖畔の観光船の部屋が東洋大学の控え室になります。
監督がインタビューに答えたり、復路を走る選手達が調整したり、キャプテンの柏原選手が皆んなに声をかけている姿を見ながらスタートを待ちます。
そして、8時花火が打ち上げられ選手たちはスタートしていきます。私はいつも交差点のところで応援します。斜め前には文化放送のクルーが実況放送しているので声が聞けます。そして、家でゴールまでを楽しみます。

"今年も感動をありがとう"

4日は恒例の上野「鈴本演芸場」へ。
平成24年正月初席・吉例落語協会初顔見世特別公演『新春爆笑特別興行』。第三部のトリは大ファンの柳家小三治師匠。お正月らしい風情を堪能いたしました。

お正月は『笑門来福』
つらいことがあっても、"笑う門には福来る"

皆さま・・・みんなで乗り越えたいですね、今年を。
そして、佳い年にいたしましょう!

投稿者: Mie Hama 日時: 08:30 | | コメント (2)

謹んで新春のご挨拶を申し上げます

今年も私は「農・食・美しい暮らし」をテーマに活動いたします。
農は命。
未来を拓く農家の人々と共に歩んでいこうと決意を新たにしています。

また、近畿大学の客員教授として3年目を迎えました。
若い力を信じ、フィールドワークの大切さをさらに伝えていきます。

皆さまのおかげでカルチャーの発信地として根づき始めた箱根の
「やまぼうし」も新たな企画をたくさん用意しています。
どうぞお楽しみに。

そして何より、多くの人に笑顔が戻る、希望にあふれた佳き年で
ありますようにと、祈り続けてまいりたいと思います。


2012年1月1日 浜 美枝

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投稿者: Mie Hama 日時: 08:43 |